2018年公開
©️2018映画『神さまの轍』製作委員会
2018年公開
いまや日本は、人口当たりの自転車保有台数で世界第6位に位置する、自転車大国である。
2020年に開催される東京オリンピックで、ロードレース種目の最終ゴール地点に富士山が有力視されるなど話題に上る中、ロードバイクに青春を捧げる若者たちの映画が誕生した。
監督・脚本・企画は、本作が商業映画初監督となる、作道雄。
「何者でもない若者が、ただ何者かになりたくて、必死にペダルを漕ぐ姿」を描きたかったと語る。
クライマックスの白熱するロードレースシーンは、胸のすく感動を呼び起こすだろう。
『神さまの轍-Checkpoint of the life-』は、がむしゃらに生きるすべての人に、元気と情熱を注入する青春映画である。
京都府井手町にある中学校に通う勇利と洋介は、ふとしたきっかけでロードバイクに熱中していく。
どこに向かうか見えなくても、無心にペダルを漕ぎ続けることだけが、勇利と洋介にとっての未来であった。
数年後、二人は再会する。
勇利はプロのロードレーサーとして歩むことを決め、また社会人となった洋介はロードバイクに乗ることさえやめてしまっていた。そこから、二人の人生は大きく変わっていくことになる。
やがて、掴んだ夢に挫折してしまう勇利と、自分の夢を見つけることが出来なかった洋介の人生とが、思い出の地、井手町を舞台としたロードレース大会《ツールド・KYOTO・2019》で交錯する。
白熱するロードレースの中、二人の若者が選ぶそれぞれの未来とはー